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さすが産経、「カイロ宣言」実質的訂正記事

2006/12/21 16:57

 

本日、産経新聞は、「歴史再評価、台湾で一歩 教科書刷新 」【台北=長谷川周人】という記事で実質的に、「カイロ宣言」についての訂正を行いました。

いいぞ産経!

産経を愛する全ての方へのお願い
補足 何故「カイロ宣言」が問題になるか?

で「カイロ宣言」に関する『台湾の声』の意見を紹介し、産経新聞の訂正を熱望しましたが。やはり日本の良心・産経新聞はちゃんと実質的に訂正してくれました。ありがとう、産経!

その記事は以下のとおりです。

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/061221/chn061221000.htm

歴史再評価、台湾で一歩 教科書刷新  

 【台北=長谷川周人】台湾の高校歴史教科書が、今年9月から使われている改訂版で様変わりした。古代王朝に始まる「大中国主義」の歴史観を貫くこれまでに対し、改訂版では台湾史を中国史から切り離し、系統的に学ぶ。日本の台湾統治が「章」として初めて取り上げられ、インフラ整備などプラスの側面にも言及されている。史実を客観視しようとする姿勢は、台湾の歴史再評価を促す一歩となりそうだ。

 改訂版は台湾の独自性を強調する陳水扁政権の教育指針を反映している。最大野党・中国国民党は「中華民国中国全土の正統政権」という建前から教科書の改訂について「祖国の歴史を分断するものだ」と反発してきた。

 しかし、民主化と「台湾化」が進む中、李登輝前総統は1997年、中学1年の教育課程に「認識台湾台湾を知る)」という科目を導入。実質的に初めて授業で台湾史が取り上げられた。この第二弾として陳政権は高校生が必修科目で使う歴史教科書の抜本改定に踏み切った。

 新しい教科書は8冊が当局検定を通過し、うち5冊が実用化されたが、国民党政権下ではタブー視されてきた軍による住民弾圧の「二・二八事件」(1947年)や民主化活動家が弾圧された美麗島事件(1979年)などを詳述。一方で台湾独立の根拠となる「地位未確定論」にも言及している。

 台湾の主権は一般に「満州、台湾、澎湖諸島は中華民国に返還される」とした「カイロ宣言」(43年)を踏まえ、この履行を日本が受諾した「ポツダム宣言」(45年)、さらに領有権放棄を明言したサンフランシスコ講和条約(52年)などにより、確定的になったと認識されている。

 この解釈が中国が台湾領有権を主張する根拠ともなるが、台湾の研究者による調査では、カイロでの合意は法的拘束力に欠ける「プレス・コミュニケ(公報)」であって「宣言」でなく、台湾の帰属は講和条約以降、「未確定」という主張が台湾で広がっている。実際、署名された「宣言文」の存在は確認されていない

 

日本統治時代も「章」に
 



 これを踏まえ、龍騰文化が出版した教科書は「カイロ宣言は署名がなく、国際法上の効力を具有しない」と記し、他の4冊も主権帰属にかかわる論争の存在を明記するようになった。

 日本統治時代(1895~1945年)を扱う章は、5教科書ともB5版で30ページから54ページのスペースを割き、史実としての植民地時代を直視しようとしている。翰林の教科書が「50年の植民統治で台湾は同時に植民地化と近代化を経験をした」が書き出すように、評価は肯定、否定の両論併記だ。

 


 

 公式教材となった新高校歴史教科書の出版社は次の通り。()内は日本統治時代を扱うページ数。三民書局(30)、南一書局(47)、泰宇出版(48)、翰林出版(54)、龍騰文化(53)。画数順。 

◇ 

 ≪戴宝村・政治大学専任教授(教育部教科書検定委員会主任委員)≫

  

教育原理にかなう



 

 歴史教育の原理とは、ある人々のその土地における生活の累積と体験を教えることだ。にもかかわらず、われわれが行ってきた教育は、政治的な理由から中国大陸の歴史ばかりを教え、教育原理に背を向けてきた。しかし、こうして台湾史が正式に教科書に編入された結果、教育原理にかなうよう変わった。

 さらに新しい教科書では、学生に台湾史を理解させることにより、台湾のアイデンティティーと歴史を比較できるようになった。世界的にみても最大脅威であり、密接な関係がある中華人民共和国の歴史はとても重要だが、台湾人が台湾史を理解することも重要なのだ。

 例えば、国民党政権下の台湾では、一貫して「カイロ宣言」をもって台湾は「中国に回帰した」と強調されてきた。だが、多くの研究はあれは宣言ではなく、一種の備忘録であったと指摘している。国民党教育を受けた成人は今だに「カイロ宣言」というが、(新しい教科書を使う)将来の学生は、これはのようなもので、サンフランシスコ講和条約によって台湾の帰属が日本から離れたことがより明確に理解できる。

 日本統治時代に関しても、中国的な民族主義の立場に立てば、日本の台湾統治は搾取と解釈されるが、台湾人からみる日本時代は違う。日本が行った建設は台湾に大きな影響を与え、進歩につながったことは肯定するに値する。これも動員された台湾人による建設であり、台湾人の努力の結果でもあるからだ。

 確かに(日本統治時代をめぐる)評価のあり方はそれぞれだが、審査する側から言えば、極端に感情的(な表現)でない限り、受け入れられる。したがって著者は、台湾という自由社会を代表し、一定の個人的な観念を盛り込むことにもなっている。
(2006/12/21 08:01)date_end


カテゴリ: 世界から  > 中国・台湾    フォルダ: 台湾

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コメント(34)

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2006/12/21 17:38

Commented by 透水 さん

こんにちは、・・・
台湾で教科書が改訂されたとう事は、知っていましたが、
・・そうか、これは、実質的にサンケイが訂正を認めた、
という意味に繋がる訳ですね・・・、迂闊でした。

いいぞサンケイ、さすがだ !

  良かったぁ・・・! 

 
 

2006/12/21 17:47

Commented by 丸山光三 さん

tousuiさん、
ようこそ、はじめまして。
貴ブログ拝見しました。ほぼ同世代、しかも興味も重なっているようです。ドイツ語もおできになるようですね。今後ともよろしくお願いいたします。

 
 

2006/12/21 17:50

Commented by 阿比留瑠比 さん

いろいろご迷惑をかけました。私はかかわっていませんが、ご評価いただけて幸いです。

 
 

2006/12/21 18:06

Commented by 丸山光三 さん

阿比留さん、
コメントありがとうございます。産経を信じていました。
年末で大変だと思いますが、お体とくに肝臓にはお気をつけくださいますように。
なんといっても阿比留さんは産経の、ひいては日本の宝なんですから、ヨイショっと。(o^皿^)\ニパッ♪

 
 

2006/12/21 18:16

Commented by 小龍景光 さん

Guten Tag, liber Herr Marco!

お~、先を越されてしまいました!
さすがマルコおいちゃんですね~(^^♪

私も先ほどこの記事を読んだときは本当に嬉しくなりました。産経ならきっとやってくれると信じていましたから。

それにしても、台湾です。
台湾の民主主義の灯は絶対に消えないようにしないと・・・

 
 

2006/12/21 18:20

Commented by cotodama さん

わかりました。これからも産経新聞を購読します。

 
 

2006/12/21 18:21

Commented by 丸山光三 さん

Hallo lieber Herr Koryu,
>>お~、先を越されてしまいました!
フフフf ( ̄+ー ̄)キラーン☆
まあ、あたしと違ってお忙しいそうなので仕方ありませんね。\(o ̄▽ ̄o)/

 
 

2006/12/21 18:24

Commented by 丸山光三 さん

cotodamaさん、
いいな購読できて。( ̄▽ ̄;)
こっちにはチョーイル、日経、読売しか売ってません、とほほ。(p*>ω<q)

 
 

2006/12/21 19:40

Commented by お絵かき爺 さん

マルコ師匠、
今日は、
結構なことですね!
ここであるいは先日私のお伝えしたことについて誤解しておられるかも知れないと思いますので補足しておきます。
これは私が聞いた男の言ったことに合致していると思います。つまり(言い換えれば、かもしれませんが)「台湾の人々が自主的に「自分たちはこうだ」ということが大事だ」ということです。

 
 

2006/12/21 19:57

Commented by 丸山光三 さん

お絵かきお爺さま、
コメントありがとうございます。
おっしゃるように陳水扁政権には胆力が不足しているようです。今からでは遅いかもしれませんが李登輝先生の気概を見習い毅然とした対応をなすべきと愚考します。

 
 

2006/12/21 20:32

Commented by にゃんこ さん

ややっ、さまざまな意味で喜ばしい一歩ですね。
真実を重んじ、同時に現実を直視する姿勢が、日台双方で更に広がっていく期待♪
是非そう展開していって貰いたいし、微力であろうとも私達それぞれが皆注力すべきなのでしょうね。

 
 

2006/12/21 20:53

Commented by 丸山光三 さん

にゃんこさん、
オフ会、ご苦労様でした。イヤ、ほんと恨めしい(失礼、うらやましいの誤り、故意にですが)。

でも今回の産経さんの処置をみて、さすがと見直しました。だって例のチョイル新聞は安倍中川両氏にいまだお詫びしてませんもんね。ああいう新聞は滅亡させるしかありません!

 
 

2006/12/21 21:20

Commented by れん@打倒東電中 さん

よかったよかった。\(o ̄▽ ̄o)/

 
 

2006/12/21 21:27

Commented by 丸山光三 さん

お蓮さん、
もっと長い目で総理の言動を注視しましょうね、お願い。
(*,,^-^)ノノ

 
 

2006/12/21 21:57

Commented by - さん

>ああいう新聞は滅亡させるしかありません!
だが、しかし、ちょっと待って欲しい!
ワタクシの貴重なネタ元がなくなるのは辛いでやんす。
あと1年は存続して頂かないと。
チョイル新聞イルセー!

 
 

2006/12/21 22:14

Commented by 丸山光三 さん

お師匠、
イルセー、なら許そう。

さあ、ワンス・モア・アゲイン!
チョイル新聞イルセー!イルセー!
ついでに、キム・ジョンイル・イルセー!
どさくさまぎれに、草加イルセー!イルセー!イルセー!
\(*^o^*)/

PS
その後は、きっと大転向かな、うふふ。( *´艸`)グスッ♪

 
 

2006/12/21 22:21

Commented by - さん

>その後は、きっと大転向かな、うふふ。
朝日新聞愛読者の一人として、その瞬間に立ち会いたいものです。


生きているうちにねww

 
 

2006/12/21 22:26

Commented by 丸山光三 さん

お師匠、
お歳おいくつ?絶対大丈夫だって、あいつら肝心なところでコロッと行くに決まってるから。戦前戦後であんなに論調が違ってるでしょう?
あの読売でさえ左翼新聞だったんだから。チョイルもあの広岡某がなんとかなりゃ、そうなりますって。そんなに遠い未来のことじゃないと思うよ、うふふ。

(●^□^●)ハハ ( ´艸`)ムププ (ノ∀≦*)ノ゛ ∵ゞ(≧ε≦● )プッ プププ(

 
 

2006/12/21 23:15

Commented by sarah さん

気がついたら、直ってた~
修正キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━━!!

 
 

2006/12/21 23:19

Commented by 丸山光三 さん

メッタンコ━━.+゚ヽ(o`・∀・´)ノ.+゚━━ゥレシィ!!

 
 

2006/12/22 05:51

Commented by sakuratou さん

久々台湾のよい話ですね。産経もがんばってますし。
台湾も日本も教育改革、正しい歴史認識に向かっているのは喜ばしいことです。恫喝によって歴史を捻じ曲げる中共に、決して屈してはなりませんね。

 
 

2006/12/22 06:34

Commented by 丸山光三 さん

櫻党さん、
しばらくご旅行にでもいらしてましたか?
そうですとも日本も台湾もシナの覇権に決して屈することはありません。国の底力が違います、それはやはり教育の差でしょうか?
まあ歴史捏造歪曲はシナのお家芸ですが、日本も台湾も国の存亡がかかってくれば黙って見過ごすわけにはいきません。シナの挑戦干渉侵略準備すべて断じて跳ね返しましょう。

 
 

2006/12/22 07:09

Commented by nonbe さん

おはようございます
これはいい記事と思っていましたが、なるほど、台湾のよい話を紹介しながら産経のスタンスを鮮明にした、ということとは気づきませんでした。大いに納得。台湾は大切な仲間ですね。

 
 

2006/12/22 10:07

Commented by nihonhanihon さん

台湾の場合、自らの正当性をアピールするための材料を、けしからん大陸政権の主張に利用され続けてきたわけで、その点では、若干さびしい気もします。
中共にほだされている外省人は別として、一貫して「中正先生支持!」の人は、つらいんじゃないでしょうか?
とまれ、日本撤退以前から台湾に住んできた方々(即ち元日本国民!)にとっては、嬉しいニュースであることには違いありません。

 
 

2006/12/22 14:25

Commented by hinomaru さん

こんにちは!
なるほど、そういう意味でしたか。そこまでは知りませんでした。でもよかった。

しかし、それより、ナチスドイツチェコ(独・英・仏)、バルト3国(独・ソ連)、敗戦後の日本の領土(米・英・ソ連)などと、当事者不在で列強国だけで決めたことを法の根拠とすること自体が変な話ですけどね。台湾の場合、国民党が流れ込んできたから、ややこしい話になってますね。

 
 

2006/12/22 16:11

Commented by 商人LV・6 さん

(;;)(;;)
目が最近痛くてあまりパソコンじっくり注視できず・・・
チョロチョロ見に来ています。

で、今日の一言。
さんけいまんせー。
ちょいるいるせー。
台湾は大切な仲間!!!

 
 

2006/12/22 16:59

Commented by 丸山光三 さん

nonbeさん、
コメントありがとうございます。
シナ語を読む訓練がこういう時に役立ちます。つまり裏を読むとか、行間を読むとか、さりげなく隠された意味を読むとかですが。いずれにせよ産経への信頼が回復されました。こういう過ちを改めることが朝日などにない産経さんの良いところですね。

 
 

2006/12/22 17:02

Commented by 丸山光三 さん

nihonhanihonさん、
ようこそ。コメントありがとうございます。
台湾正名運動が、誤解の多い「独立」運動にとって変ることが大切だと思います。『台湾の声』の林建良先生の活動を
支持します。

 
 

2006/12/22 17:04

Commented by 丸山光三 さん

hinomaruさん、
コメントありがとうございます。
戦後レジームからの脱却は日本だけの問題ではなく、世界規模だということでしょうね。

 
 

2006/12/22 17:10

Commented by 丸山光三 さん

6さん、
>>台湾は大切な仲間!!!
あたしが最初に台湾を訪ねたのは上海からでした。ですからほんとにびっくりしました、どうしてこんなにも違うんだろうかって。上海では人間関係でいつも不愉快な思いをしていましたが、台湾は全然違っていました。台湾人の親切さ優しさに感動したことが忘れられません。

 
 

2006/12/23 04:57

Commented by @隼人正 さん

私も当日の朝刊記事を読んだときは、「あーこういう形で訂正記事を書いたのかー」と感心しました。

ただし、「くっくりさん」のブログ
http://kukkuri.blog58.fc2.com/blog-entry-67.html
を見るとこの記事のハセガワ記者は要注意人物とのうわさもあり、単純に「産経」を鵜呑みにはしてはいけないようです。

台湾も「国民党」だからダメと言うわけではなく「本土派」と言われる方は李登輝さんと近いようですし、「レッテル」で判断していけないようです。

我々も見る目を養わないといけないと痛感したしだいです。

 
 

2006/12/23 05:14

Commented by 丸山光三 さん

マスター、
長谷川さん云々より、今回は産経が実質記事訂正を行ったことがキイ・ポイントです。とりあえずそこを押さえてください。

国民党「本土派」はほとんどが台湾人ですから、いわゆる外省人(在台シナ人)の統一派とは自ずと政見が異なります。それは08年総統選での主要な役割を果たすと予言しておきましょう。

 
 

2006/12/24 00:49

Commented by - さん

マルコあんちゃん、私はこういう産経が大スキ(*--*)
紙上で台湾の教科書の一部内容を読みましたけど、うれしくなりました。
厳しいことも書かれているんでしょうが、日本を評価してくれてる気がします。
中共は腹立たしいでしょうね。

今日一日たっぷり寝て、今からまた寝ます。
あんちゃんも風邪には気をつけてね(^^)

 
 

2006/12/24 01:33

Commented by 丸山光三 さん

あはてんちゃん、
どうもありがとう、おかげさまでここ一二年風邪とは無縁です。
どうかよいクリスマスをお過ごしください。

 
 
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