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おおはずれのジョセリーノの予言と中秋節

2008/09/14 01:51

 

 

2008年9月13日に、海南島でM10の大地震が発生し30M級の津波も派生し100万人規模の大被害をもたらす。とのジョセリーノの予言は、おおはずれだったようです。

 

昨日、海南島出身で深ではたらく知人にチャットしてみたところ、その噂は海南島でもひろまっていたが、誰も信じてもいない。島民の六割が大陸に非難した、ということもない、とのことでした。また、それほどの大地震なら予兆があるはずですが、なにもなかった、とも言っていました。

 

さて、しかしジョセリーノの予言は数日ずれる、ということも過去にはあったようだから、まだ予断はゆるされないよ、と告げたところ、彼女は、そんなことよりつぎの日曜日は中秋の名月だ、月餅は買ったか、とのご託宣でした。

 

 

 

 

そういえばそうなのです。十四日は中秋の名月、日本ではもうあまり気にする人もいなくなってしまったのでしょうが、わたしの子供時分はススキとお団子のお供えで月見をしたものでした。

 

シナではいまだアクチュアルな歳時記でもあります。そしてこの時分になるとこんな歌がよく聞かれます。最近では王菲という歌手のほうが若い者らには受けがよいようですが、この歌といえばやはりテレサ・テンでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

明月幾時有,把酒問青天。 

不知天上宮闕,今夕是何年。 

我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝寒。 

弄清影,何似在人間。 

 轉朱閣,低綺,照無眠。 

不應有恨,何事長向別時圓。 

人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,此事古難全。 

但願人長久,千里共嬋娟。

 

これはなんとこと蘇軾1036-1101)の<水調歌頭>という詞にそのままメロデイーをつけたものなのです。およその意訳は以下にあげておきましょう。

 

名月はいつあらんと酒をとって青天に問う

天上に宮殿があるなら今年は何年になるのだろう

風に乗りそこへと帰れば、翡翠の楼閣や玉の御殿の寒さには耐え難い

舞えば影はわたしに従う、どうしてぞ人の世に似ていよう

朱色の閣楼めぐりきらびやかな窓から差し込んで月光は眠れない私を照らしている

恨むのはお門違いかもしれないが、どうして月は人が別れている時に円くなるのだろう

人には悲歡離合があり、月には満ち欠けがある、この事は古来より全とうしがたいのだ

ただ願わくば人が幾久しくあり、千里はなれても姿態の美しいこの月を共にしたいものだ

 

解釈は古来いろいろあるのですが、わたしにはこの作者の視点は月から落ちてきた「人」にあるのだと思います。

 

それは「女」の姿をしているようにも思えます。その「女」が月の上での宮殿での生活を懐かしむとともに、しかし人の世の情のある世界に慣れしたんだ身としてはそこへと帰って行くことも望んではいないようです。その「女」の月上世界への屈折した思いがアレゴリーとして、別離を嘆く作者の情を表出しているようです。

 

 また、こんなポエジーに満ち溢れた古代詩の世界があるので、わたしはシナ文学への思いを断ち切れないのです。 

 

それにしても、こんな千年にちかい昔の詞をいま現代において俗曲をつけて味わう、というセンスはわれわれには理解しがたいことです。 

 

シナ社会がいまだに古代をひきずっていること、このことからもわかるというものでしょうか?古代の栄光がまぶしく近代が惨めなものであっただけに、輝ける古代へと回帰して自らを慰めているということです。 

 

風に乗りそこへと帰って>影と一緒にを踊るのは、つまりシナ人自身なのです。

 

 

 
 
  

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カテゴリ: コラむ    フォルダ: シナ(Sina)

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コメント(20)

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2008/09/14 06:18

Commented by nonbe さん

おはようございます(日本時間6時すぎ)、TB有難うございました。

今日は中秋の名月、のんべは大いに気にしてますよ、なんせ月見酒は美味い(笑)

中秋はシナの伝統が日本に伝わったのでしょうが、九月十三夜は日本独自ですね。まだ満ちていないのを楽しむ、というのは確かに日本的。両方楽しみましょ。片月見はめでたくありませんから。

 
 

2008/09/14 07:09

Commented by ayarin さん

おはようございます。
私も実は、イザニュースでジュセリーノの記事が配信されてから、手帳に地震の日をメモしていました。予言なんか信じちゃいませんが、最近の人工地震や気象操作はよくウォッチしていますので、気にしていたんです。

まぁ、とにかく、起きなくてよかった。


マクロレンズ、いいなぁ。

 
 

2008/09/14 07:12

Commented by ayarin さん

これもマクロレンズじゃないのかな?

 
 

2008/09/14 09:58

Commented by 丸山光三 さん

To nonbeさん,
おはようございます。

>今日は中秋の名月、のんべは大いに気にしてますよ、なんせ月見酒は美味い(笑)

なかなか一緒に飲む機会が訪れませんね、といっても、こっちは下戸ですが。まあ、ほどほどに愉しんでくださいまし。

>中秋はシナの伝統が日本に伝わったのでしょうが、九月十三夜は日本独自ですね。まだ満ちていないのを楽しむ、というのは確かに日本的。両方楽しみましょ。片月見はめでたくありませんから。

古代の日本人はTVを見るように月を眺めて暮らしたのだ、とある左翼作家が述べていました。そこにはイデオロギーはなく正当な見方だと思います。
欧州には月を愛でる、という習慣はないようです。ぜひ十六夜月も味わってくださいまし。

 
 

2008/09/14 10:02

Commented by 丸山光三 さん

To ayarinさん、
おはようございます。

>まぁ、とにかく、起きなくてよかった。

時間差で起きないとも言い切れませんが・・・

>マクロレンズ、いいなぁ。
>これもマクロレンズじゃないのかな?

これはマクロでございます。Leica R Macro Elmarit 60mmです。
詳しくは、プロファイルの<以下の姉妹ブログ、よろしかったら見に来てね。↓>の下のURLをポチッと押してみてやってください。この一枚はあっちからの流れです。

 
 

2008/09/14 10:35

Commented by - さん

老師 中秋節快楽~~

「新中国」から改革開放まで、中秋節はほとんど祝われず、台湾や香港からの逆輸入伝統だと読んだことがあります。確かに、中秋節が休みになったのも今年からです。

また伝統の捏造(?)でしょうか。古代に回帰したいのかな~
ま、古代のままだから回帰しなくてもいいのかもしれませんけど。

 
 

2008/09/14 11:11

Commented by 丸山光三 さん

To 武閑老師、
中秋節快楽!


>「新中国」から改革開放まで、中秋節はほとんど祝われず、

わたしが上海にいたころはちょうど改革開放のはじまったすぐだったので、ちゃんと祝っていました。しょっぱい肉入り月餅には閉口しました。

台湾や香港からの逆輸入伝統だと読んだことがあります。確かに、中秋節が休みになったのも今年からです。

お休みが日曜とかち合った場合、現在のシナでは振り替え休日あり、なんでしょうか?

>また伝統の捏造(?)でしょうか。古代に回帰したいのかな~
>ま、古代のままだから回帰しなくてもいいのかもしれませんけど。

一応現代化していることになっていますから、一応存在した蘇東坡に一応回帰してみるのでしょう、そして一応心の平安を得るのですとも。

 
 

2008/09/14 11:14

Commented by 珈琲好き さん

こんにちは~

ジョセリーノの予言も外れたし、ジョン・タイターの予言の北京五輪も開催されて外れたし、予言は外れまくりですね。

ジョン・タイターの予言も外れてホッとしてます。(^^)

 
 

2008/09/14 11:24

Commented by ayarin さん

老師、実は昨日群馬県でM6.2の超深層地震があったそうですよ。
詳細は、こちらです。
http://119110.seesaa.net/article/106526715.html

 
 

2008/09/14 11:55

Commented by 丸山光三 さん

To 珈琲好きさん
こんにちは~

おはようございます、こちらはこれから寝るところです。深夜目覚めて眠れなくなってしまい写真ブログの方をひとつアップしたところです。

予言ははずれましたが、予言のメカニズムや構造にはあいかわらず興味がうせません。どうしてかなあ・・・無意識の力を信じているからでしょうか。

 
 

2008/09/14 11:57

Commented by 丸山光三 さん

To ayarinさん、

情報、ありがとうございました。震度も記録されなかったのによくわかったものですね。しかしこれと例の予言とは関係あるのでしょうか?予言では海南島か岡崎市となっていたようですが・・・

 
 

2008/09/14 23:38

Commented by sakuratou さん

老丸
私がいた頃の中秋節は「賄賂強化月間」でしたね。月餅とともに金券が飛び交っていました。ちなみに、ご紹介のテレサテンの歌は不覚にも知りませんでした。王非のは聞いた事がある気がします。
私のお気に入り「九月九的酒」です。

 
 

2008/09/15 00:38

Commented by 丸山光三 さん

To 櫻党さん、
>王非のは聞いた事がある気がします。

王菲という女子には、わたしはなんの魅力もかんじません、よってどうして人気があるのかさっぱり理解できませんわ・・・

>私のお気に入り「九月九的酒」です。

へえ、それは知りません。王維の詩に曲をつかたかなんかですか?

 
 

2008/09/15 01:01

Commented by たみたみ さん

はずれてよかったです(笑)
アジアにはクリスチャニティと違う流れがあるのでしょうね?!


源氏物語に出てくる雅楽の舞の青海波は衣装のみが残ってますが、江戸時代まで庶民が口ずさむほど親しまれていたそうです
文化的なものには疎そうな明治政府が京都、江戸、あとどこだったっけ、三都に伝わる雅楽の旋律を一つにまとめあげた際に
この曲だけどうにも一致しないので楽譜もろとも抹消してしまったそうで、何とも残念なことです

昔の詩をそのまま歌にできるなんてすごいですね
昔のシナ人の世界観は広い!
日本でもやってほしいな~ と思うのは私だけでしょうか

 
 

2008/09/15 04:44

Commented by 丸山光三 さん

To たみたみさん,

雅楽のお話、明治政府ならやらかしそうなことですね、残念至極です。

>昔の詩をそのまま歌にできるなんてすごいですね
>日本でもやってほしいな~ と思うのは私だけでしょうか

和歌は朗詠するだけでもう歌になっていますから、もうそれでいいと日本人は感じるのでしょうか。

 
 

2008/09/15 08:57

Commented by sakuratou さん

老丸;
中国の演歌みたいな歌です。

http://jp.youtube.com/watch?v=Je73u3v3sv0

 
 

2008/09/15 15:36

Commented by 丸山光三 さん

To 櫻党さん

ご紹介ありがとうございます。<红高粱>の世界を彷彿させる、北シナの雰囲気が濃厚な唄ですね。

 
 

2008/09/17 09:57

Commented by yuyuu さん

お尋ねしますだ。
私のとこ、突然、動画の埋め込みが出来なくなったのですが、
そちらは異常、ありませんか?

 
 

2008/09/17 15:49

Commented by 丸山光三 さん

To yuyuu大兄、
>お尋ねしますだ。
>私のとこ、突然、動画の埋め込みが出来なくなったのですが、
>そちらは異常、ありませんか?

ここんとこしばらくしてないので、さっぱりわかりません。
そういう状況は、それだけに限りませんが。まあ歳でしょうから、そんな意欲も失せましたわ、とほほ
でもまあ、次回に試してみましょう、両方とも、ね。

 
 

2008/09/17 16:00

Commented by 丸山光三 さん

To yuyuu大兄、

できますね、あたらしいエントリーをご覧くださいまし。
もう一つのほうは、今夜に、ね。

 
 
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2008/09/14 06:08

明日は中秋の名月 [家族がいちばん]

 

明日の晩は中秋の名月です。私は明日私事で忙しいので、代わりに昨日の十三夜、そば屋